NHK等でも取り上げられ話題のブログ「保育園落ちた日本死ね!!!」
保育園への入園ができず仕事も辞めざるを得ない切羽詰まった思いをストレートにぶつけたブログに賛否両論の声がネット上で拡がっていますね。
町田市のお隣り横浜市は一時期、待機児童ゼロになったものの、
それを知って横浜市に転入してきた人が増えてまた待機児童が増加してしまったり
イタチごっこにもなっているようです。
島根県・松江市では待機児童問題がないようで、
松江駅前で市民にこのブログについてどう思うかと、
テレビ局がインタビューしたところ
投稿者の気持ちがピンとこないという方々が多いと報じていました。
同じ日本国内でも違っていて、保育園問題は東京等の大都会に顕著なようです。
果たして、施設を増やせば良いのかというと
そもそも保育士さんの数が少なすぎて手に負えないそうです。
なぜ、人手不足なのでしょうか。
人の命を預かる責任感の重たさや大変さの一方で
給与が低すぎて、もはや使命感だけでは仕事を続けられない位に、
追い込まれているからだと言われています。
うちでも保育士さんはじめ、医療福祉関係の方々が婚活されているので、
保育や看護、介護の職場では慢性的な人手不足で
働いている人々も疲弊してしまっています。
皮肉なことに、保育士さんが子どもを産んてどこかの保育所に預けようと思ったら、
保育園がなくて保育士の仕事を止めざるを得ないという現実もあります。
「超少子化」時代に入ってますます人手不足は深刻です。
お年寄り1100万人に1人3万円を給付するそうです。
3300億円もの予算があるなら、保育士さんをはじめ医療福祉の現場での待遇改善につなげられるのではないでしょうか。
よく政治家の皆さんが短絡的に
少子化対策のために婚活を利用しようとしますが
そもそも安心して子育てができる環境にないから
子どもを作ろうと思えないのです。
企業は男性の育児休業を積極的に推進するなど
社会全体で子育てを応援する仕組みがなければ
抜本的な少子化対策は進まないと思うのです。
私たち1人一人が向き合っていくことが求められているのではないでしょうか。
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