今日3月10日は71年前に東京大空襲の日です。
米軍のB29爆撃機が焼夷弾を東京下町に投下して
一夜にして約10万人もの民間人が犠牲になりました。
毎年、この日のプログは東京大空襲の話しになってしまいます。
54歳の私が体験している訳もありませんが
84歳の母から毎年のように大空襲の話しを聞かされて育ってきました。
母は日本橋界隈に住んでいたそうで、
大空襲のときは日本橋三越のライオン像のあたりで身をかがめ
道路はを挟んだ包丁の木屋さんの建物に入れてもらって一晩過ごしました。
幸い、家は焼けずに残っていたそうです。
言葉に出せないほどの凄惨な現場を目の当たりにしていました。
戦争はゲームのようなスマートさなど全くないのです。
目も耳も鼻も口も覆いたくなるような凄惨さしかありません。
私は昨年成立した新たな安保法制に反対の立場です。
その原点はここにあります。
歴史に「もしもあのとき・・・」はありませんが
母が空襲で亡くなっていたら
私も弟と妹も、3人の息子や姪っ子もこの世の中にいないわけです。
どんなにか恐ろしい一晩を過ごしたその先に、私はこの世に存在しているのです。
「尊く掛け替えのない命」に感謝の念をもって生きています。
そして、いつまでも忘れられないように語り継いでいかなければならないと思っています。
東京大空襲で犠牲になられた御霊に合掌
良縁コンシェルジュ町田・佐野浩一
コメントをお書きください