「入籍」は「結婚」ではありません

こんにちは
良縁コンシェルジュ町田・佐野です


私は毎朝、朝ドラ「寅に翼」を見るのが楽しみです

今週は、戦後すぐの司法省で民法改正に携わる寅子の前で、従前の家父長制の家族観と新しい家族観のせめぎ合いが描かれています

今では到底受けられない家族観なのですが、その当時は旧来の抵抗勢力も強かったのだろうと改めて思いました

先人たちの戦いがあったからこそ、自由に結婚したい人と結婚できる、当たり前のの民主主義が定着したことに感謝の気持ちでいっぱいです


ところで、タイトルの「入籍」は「結婚」ではない。
何それ?と感じる方は多いことでしょう

「入籍」の意味は・・・
今ある戸籍に入ることを意味します
例えば
・親の戸籍から独立して自分の戸籍を作っているパートナーと結婚する場合
・子連れで再婚するとき、自分の戸籍に入っている子供をパートナーの戸籍に入れる場合

などです


そもそも、初婚同士の結婚では、たいてい、自分は親の戸籍に入っています

結婚するときに親の戸籍から外れて、新たに二人の戸籍を作ることになります

結婚したら誰かの戸籍に入るわけではないので、本当は「入籍する」とは言わないのです

 

70年前の戦中戦前は、女性は夫の家に嫁入りするのが当たり前でしたから、長らく「入籍」という言葉が定着していました

でも、今はそんな時代ではありませんよね

 

ただ、有名人が「◎◎さんと入籍しました」とよく言われることが多いので、無意識に結婚=入籍と言われているのです


実は仲人カウンセラーでも、「いつ入籍するの?」なんて話される方がいらっしゃるので、私たちの間でも言葉の意味を考えながら話さないといけないなあと感じています

「婚姻届を提出」=「結婚」という意味になります

ちょっと小難しい話しになりましたが、覚えておいてくださいね