「選択的夫婦別姓制度」の民意を問う時が来ています

こんにちは
良縁コンシェルジュ町田・佐野です

いま、政治の世界がちょっと賑やかですね
立民の代表が野田さんになり
まもなく自民党総裁=新首相が決まります
更に近いうちに総選挙も行われるようです

ここで婚活している皆さんにとって
他人事ではないテーマが話題になっています

お気づきでしょうか?
「選択的夫婦別姓制度」です

結婚で夫婦がそれぞれ結婚前の旧姓を選択できる制度のことです

今は結婚すると多くの夫婦が夫の姓になっています

女性の社会進出が進み、仕事や日常生活での不便・不利益を受けたり、アイデンティティの喪失などさまざまな不便・不利益が問題化してきたことから、選択的夫婦別姓の導入が求められるようになってきました


夫婦の名字に関する法務省の調査

2021年に法務省民事局が「家族の法制に関する世論調査」を実施しており、この中で、夫婦の名字のあり方についての設問において次の結果が出ています

・「夫婦同姓を維持したほうがよい」27.0%
・「旧姓の通称使用の法制度を設けたほうが良い」42.2%
・「選択的夫婦別姓を導入したほうがよい」28.9%

これだけだと意見が3通りに割れているように見えます
でも、世代別にみると違いが鮮明になります

女性においては「夫婦同姓維持」は59歳以下世代では15%以下でしかなく、特に40代以下では「選択的夫婦別姓」が40%超も求めていることが分かります

「旧姓の通称使用」とあわせると69歳以下世代で8割になり、やはり、現在の「夫婦同姓維持」を変えてほしいという声が大きいことが分かります

一方の男性においても、40代以上になると「夫婦同姓維持」が2割り以上になるものの、69歳以下世代でも「旧姓の通称使用」「選択的夫婦別姓」を合わせたものが7割を占めています

特に49歳以下世代では3割強が「選択的夫婦別姓」と回答しています

男性の間でも現行の「夫婦同姓維持」を見直した方がよいと考える人がいることが分かります


男女ともに、70代以上では「夫婦同姓維持」が多く、世代によって違いが大きいことが分かります

この問題では、「選択的夫婦別姓制度」に反対する理由として、よく「家族の絆」「子どもへの影響」が挙げられます

本調査においても、

・「夫婦の名字が異なることで子どもに好ましくない影響がある」

「夫婦同姓維持」を求める人で32.%
「選択的夫婦別姓」を求める人で18.8%

・「子どもに影響がない」
「夫婦同姓維持」で14.3%
「選択的夫婦別姓」で52.2%います

綺麗に意見が正反対に分かれています

私も3人の息子を育ててきた個人の見解としては、子育てに同姓でも別姓も関係ないと考えます
そもそも、家族同士、お父さん・お母さん・◎◎ちゃん・◎◎君とかニックネームで呼びあいますよね
一緒に長い時間をかけて生活をしていく中で、一人一人の個としての人格を認め合えるから家族の絆が結ばれていくのだと実感しています


なので、家族の絆とか子供への影響で反対するには理由として弱い感じがいたします

まもなく新しい首相が決まり、すぐに総選挙もあるでしょう
そこで「選択的夫婦別姓」の民意を問うべき時が来ていると考えます