こんにちは
良縁コンシェルジュ町田・佐野です
今日はちょっとだけお堅いお話しです
「少子高齢化」についてです
「少子高齢化」は喫緊の課題ですが
都会と地方とでは大きく異なっていて
地方においてはより深刻な状況にあります
2022年2023年の「都道府県別転入超過数」では
*総務省統計局住民基本台帳人口移動報告2023年結果
転入超過は東京都、神奈川県、埼玉県などの7都道府県で
東京都は3万362人と転入超過が最も拡大しています
地方から東京圏への移動が続いています
特に、男性よりも女性が地方から都会への転出が大きく、
20~24歳の就職時期に女性の転出が顕著になります
その原因としては、地方では働き方や職種の選択肢が少なくて就職の魅力が感じられないことがあります
若い女性が地方から都会、特に東京に転出が止まらない状況です
また、就職以外での地方特有の課題も影響しています
それは昭和時代の昔ながら価値観が残っていることもあります
「お嫁さんをもらう」「女性は嫁入りする立場」「家事・育児の主体は妻」「夫の実家に帰省して家族親戚の集まりでの食事の準備・片づけは妻がやるもの」みたいな保守的な考え方はまだ色濃く残っているわけです
こういう光景を見て育ってきた女性たちは、田舎の窮屈さから解放されたいと思って上京してくるのです
今どきの結婚観には相いれないものがありますから、地方にとどまって結婚までしようという気持ちにはなれず、未婚化が進めばますます地方の少子高齢化は進んでいってしまうことになります
国会ではいま与野党で来年度予算の議論がされていますね
年収の壁や教育費無償化がクローズアップされていますが、お金のことだけではなくて、地方の古い価値観を変えていく気概をもって政治を行わないと、少子高齢化の本質的な歯止めをかけることはできなくなると考えます
婚活している皆さんには直結する課題ではありませんが大事な課題だと思うので、あえて話題に取り上げてみました